「クリスティーナ、はやく来なさい」
「は、はい……お父様」
父の厳しい声に、クリスティーナはおずおずと応接室に足を踏み入れる。
おお、と感嘆の声を上げたのは、父の客人である男性だ。
舞踏会でもないのに目元を隠す仮面をつけている。
そんな怪しい男性の前に立たされたクリスティーナもまた、父の選んだ、透け透けなドレスにその身を包んでいる。
服を着ているのに裸も同然なそのドレスは、うら若き乙女の大切な部分を隠してくれることはなく、すべてを晒す。
「なんと美しい……さあ、もっとこちらに」
「何をもたもたしている。はやく行きなさい」
困惑していたクリスティーナの背を押し、父は娘を男に接近させる。
ねっとりとした男性の視線が、クリスティーナを絡めとる。
「いいね……このドレスも実に似合っているよ……」
「……あっ」
「おっと、すまないすまない。可憐な木の実にこの不埒な指が触れてしまったようだ」
わざとらしく胸元のリボンに触れながら、人差し指でクリスティーナの乳首をつん、と突っついた男性は笑う。
困惑しているクリスティーナに、父の叱責が飛ぶ。

「こら、クリスティーナ。ちょっと触れられたくらいで大げさにするんじゃない」
「あ、ご、ごめんなさい、お父様……」
「すみませんね、公爵。箱入りに育てすぎてしまって」
「よい、よい。初々しいではないか」
「……ッ、……!」
ソファに座らされ、隣に腰かけた公爵に太腿を撫でまわされる。
「むちむちで最高だ、肌もなめらかだね。やはり若い娘は弾力がちがうなあ」
「……!ふ……ん……っ」
どんどん上へ上がってくる手は、時々クリスティーナの閉じられた両足の隙間にも指を這わす。
「気持ちいのかい?」
「んっ……!」
耳元で囁かれる。
ビクンと肩を揺らしたクリスティーナに気付いた父は、止めるどころか席を立った。
「私は少し外す。クリスティーナ、粗相のないようにお相手しなさい」
無情にも去っていく父。
公爵はますます大胆になっていく。
「君は運がいい……私も若い頃は浮名を轟かせたものでね……テクニックには自信があるんだよ……」
「ひ……あ……や……」
「ああ……若い娘は匂いまで可憐だ……」
クリスティーナの首筋を嗅ぎ、そのまま胸元に鼻を近付けた公爵は、ぱくりと布越しに乳首を食む。
「あっ!」
「ちゅぱ……うん……実に美味……チュパチュパ……レロレロ……とろける味だ……!」
「あひ……ひあ……ああん!」
「湿った布が乳首に張り付いた様はまさに芸術の域だよ、君……。どれ、こっちも舐めてやろうかね……チュ、チュ、クチュ、ちゅぱ!ちゅうううう!おっと、こちらは指で可愛がってやらねばな」
「ひん!あ、あ、あ、あ、ああああ……んっんっんっ……」
「感度も良好だね」
指で、舌で、言葉で翻弄され、クリスティーナの中心は淫らに疼いた。
「さあ、足を開きなさい」
「きゃ……ッ」
見計らったように強引に膝を割られる。
とろとろにとろけた秘部を、公爵はじっとりと眺めている。
「こんなに蜜を溢れさせて……ああ、まるで朝露に濡れた一輪の薔薇のようだ……どれ、私の膝に跨って膝立ちしなさい。じっくりと観察してあげよう。もちろん、それだけではないがね」
➡後編に続く

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