●この作品のヒロイン設定
愛野かおり…瀬九原商社で働くOL。なぜかセクハラばかりされるドMちゃん。いやいや言いながらも快感に激弱いので常に流される。濡れやすく感じやすい。
みなさんこんばんは、愛野かおりです。
今日は瀬九原商社のみなさんと飲み会に来ています。
ムードメーカーな川見さん、冷静な上司の山沖さん、優しい先輩の幸坂さん。いつものメンバーが揃っています。
「さあ、乾杯しましょ、乾杯!」
みんなに飲み物が行き届いたのを確認した川見さんが、山沖さんを急かす。
顔色一つ変えず、彼は「では、みなさんお疲れ様。乾杯」とグラスを掲げた。
「乾杯!」
_______こうして、飲み会は幕を開けました。
「あー!仕事きつい!かおりさーん、癒して~!」
「きゃっ」
早々に酔っ払った川見さんが背後から抱きついてきました。
びっくりした……。
ぐりぐりと肩に額を押し付けてくる仕草がなんだか可愛いです。
「やれやれ。愛野さんが困ってますよ」
離れさせようと川見さんの肩に手を置いた幸坂さんに、わたしは苦笑を向けます。
放してくれるかなと思ったけど、川見さんは余計にわたしのことを抱く腕の力を強くします。
うう……よっぽどストレスがたまっていたのでしょうか。そういえば、クレーム対応が続いていましたね……。
少しでもこうすることで川見さんを癒せるなら……とも思いますが、その……む、胸が……。
川見さんが胸のすぐ下に腕を回していて、押し上げられた胸がYシャツを……ただでさえ合うサイズがなくて無理に着てるので、今にも釦が弾けてしまいそうです……。
正面には山沖さんがいるので、気付かれたら恥ずかしいです……。
「こら、川見。いい加減にしなさ___」
パンッ!
釦が弾けた音が、賑やかなはずの居酒屋にやたらと響いて……………しまいました。
しかも、弾けた釦は山沖さんのグラスの中に………。
ああああ………やってしまいました………。
恥ずかしさでお酒とは関係なく真っ赤になったわたしを、山沖さんが冷静な眼で見ます。
「愛野」
「は、ふぁい!」
ああっ、声が上擦っちゃった!
「その巨乳にYシャツの大きさが合ってないようだが」
「あうう……で、でもこれ以上大きなサイズだと袖が余っちゃって……」
「へえ、身長低いのに胸が大きいといろいろ大変なんですね」
幸坂さんまで……。うう、なんか恥ずかしいです……。
釦が取れちゃって胸の谷間が露出してるし、もう帰りたいのに川見さんは放してくれそうにないですし、どうしたら……。
「かおりさんって胸大きいなーって思ってたけど、本当に大きいね!それに……白くてふにふにで可愛い!」
「あっ……ちょっと!」
露出した胸のデコルテをツンツンつつかれて、慌てて逃げようとしたけどびくともしない……。
川見さん……可愛い顔してるのに力強いです……!
「川見」
眼鏡を押し上げて呆れたように川見さんの名前を呼ぶ幸坂さん。怒ってくれるのかな、と少し期待したんですけど………。
「先輩より先に愛野さんの胸を触るなんて、教育がなってなかったようですね」
ええええ!?そ、そんな……!
「あはは、ごめんなさーい!じゃあ、かおりさん、先輩たちにも触らせてあげてよ」
「ええ!?きゃ……!」
釦なんてないかのように、川見さんがYシャツを強引に左右に開きました。
ブチブチブチ!
残りの釦がすべて弾け飛び、わたしのブラジャーが丸見えに……!
「やあ……!み、見ないでください……!」
「おっと、暴れないで」
背後から両手を拘束されます。身を捩るくらいしかできなくなってしまいました……。
でも、身を捩ったら胸が揺れて……なんだか見せつけてるみたいで……ううう……下手に動けません……!
三人の視線を感じて……恥ずかしいよぉ……!
「本当に真っ白ですね。愛らしい」
「でしょ?この質量も最高!ほら見てくださいよ、下から掴んでこうやって持ち上げれば……ほらほら、憧れのパイズリも簡単にできそう!」
「素晴らしいですね。ですが、店内ではやめておきましょう。それは後でゆっくり」
「それもそうですね。あ~気持ちいなあ!ぽよんぽよん!日々の疲れがみるみる消えていくよ。ぽよんぽよん!」
「アッアッ!あ、遊ばないでぇ……!」
声に合わせてぷるんぷるんって、下から軽く揺すぶられて……恥ずかしいなんてものじゃないです!
そ、それに……刺激が……。なんだか、とろんってしちゃいますぅ……。
「ああ……すべすべですね……」
「ひゃあ!」
ブラジャーで守られていないデコルテに、幸坂さんが手を這わしてきました。
あああ……も、もう……だんだん思考にモヤが……。
じんじんしちゃいます…………。
「ふふ……かおりさん、顔とろけてるね……」
「酔っているのですか?これは心配ですね……」
言いながら、幸坂さんの指が、軽くブラジャーの中に侵入しました………。でも、すぐに抜けちゃいます………。も、もっと奥のほうが………どうしましょう………うずいちゃいますぅ………。
「はぁ……はぁ……あん……ああ……♡」
「ふふふ……どうしました……?愛野さん……何やら物欲しそうですね……」
「もしかして」
_____ビンビンに尖っちゃった?
川見さんに耳元で囁かれ………わたしは、小さく頷きました………。

眼鏡の奥で眼を細めた幸坂さんは、黙って酒を飲みながらこちらを眺めていた山沖さんを振り返ります。
「山沖さん、愛野さんがお水が欲しいそうですよ」
「そうか」
持っていたグラスをテーブルに置き、山沖さんは別の水が入ったグラスを持って立ち上がり、こちらへ来ます。
ぽけっと見上げるわたし。それを見下ろす山沖さん。
唐突にしゃがみこんだ山沖さんは_____わたしの拘束されていた片手を取り、グラスを持たせます。
「飲め」
「は、はい………?」
よくわからないまま飲もうとして____震える手でグラスをうまく持つことができず、溢してしまいました。
胸にかかる水。ブラジャーが濡れてしまいます。
「あーあ。溢しちゃったね、かおりさん」
「おやおや。こんなに濡らして……山沖さんに舐めてもらうしかありませんね」
「………………?」
そう………なのかな?山沖さんに………なめてもらわなきゃ………?
「ほらかおりさん、ぼけっとしてないでお願いしなきゃだめだよ?」
「上司にお願いするのですから、舐めてほしいところをちゃんと見せましょうね」
「あ……は、はい………?」
急かされるまま、わたしはブラのカップ部分を指先でペロっと下げ、水で濡れてしまった………乳首を、山沖さんに見せました。
「わあ、可愛い!胸は大きいけど乳輪も乳首もそこまで大きくないんだね!色も薄いし!」
「これはこれは……育てがいがありそうな乳首ですね。今度の会議の議題は愛野さんの乳首開発について、にしますか」
「さんせーい!」
みなさんの声が遠くに聞こえます……。
わたしはひたすら、この疼きをどうにかしてほしくてたまりませんでした。
近付いてくる山沖さんの唇に見惚れて、ペロッと舐められた瞬間______「アンッ!!!!♡」と大きな声を上げてしまいました。

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