訪れた村という村を救う勇者ご一行は、三日三晩戦闘が続いても疲れ知らずだという。
それもそのはず。勇者ご一行には、特別な【回復アイテム】があるのだから。
「あああっ」
「おら!もっと祈りを込めろ!聖女、サマ!」
「あひぃぃぃぃぃん!」
パァン!と強く腰を打ち付けられ、聖女は甲高い声を上げて啼いた。
勇者ご一行の【回復アイテム】である聖女は現在、戦闘員である”拳の男”を癒すため、屈強な彼に釣り合う逞しい肉棒を受け入れ、力任せに揺さぶられている。
聖女はその身に稀少な白魔法を宿している。とある街で貴族連中に囲われていた彼女を、勇者ご一行が貴族の不正行為を暴き、戦利品として得たのだ。
彼女の身体はどこもかしこも癒しの魔力をやどしているのだが、いちばんその魔力の恩恵を得られるのが性交であったため、勇者ご一行は疲弊したり怪我をしたりするたびに聖女の身体を暴いていた。
「くそっ、全部入らねえ!オラオラ、もっと口開けろ!呑み込め!」
「あぐぅ……!もうはいりませんわぁ……!」
「うるせえ!気合いがありゃあいけんだよ!」
「ひぎぃ……!」
無理矢理子宮口を抉じ開けようとする”拳の男”を、射手である”蛇の眼”が止める。
「おい、壊すなよ。せっかくの戦利品だ」
「そうだよ。君だけのモノじゃないんだからさぁ」
同意するのは魔法士”星の君”だ。
「わーってる、よッ!」
「ッッッ!?あ”……ッ!?」
ズボッと、腹の奥から音がした。
目を見開く聖女に構わず、にやりと笑った”拳の男”は彼女を抱え上げ、腰を激しく叩き込む。
「オラオラオラ!オラッ!」
「アアア!あん!あひぃん!」
子宮口を突き破った肉棒は、それが当然とでも言うように、何度も何度も我が物顔で子宮口を抉じ開けて快感と癒しを享受している。
その後、たっぷりとナカに射精した”拳の男”は、満足そうに聖女を解放した。
勇者ご一行が借りている室内のソファの上に下ろされた彼女の股から、とろとろと白濁が流れ落ちる。
「ただいまー」
その時、ちょうど村長との話し合いで出掛けていた勇者が戻って来た。
彼は、全裸ではふはふと呼吸をし、ソファに寝そべっている聖女を見てすぐに事態を把握したようだった。
「あらら。また使われちゃったのかよ、聖女サマは」
「おう、愉しんでたぜ」
「おまえはなあ……」
悪びれる様子のない“拳の男”に呆れつつも、勇者は特に怒るようなことはしない。
戦利品はパーティーメンバー全員の所有物だ。一応、リーダーは勇者だが管理権があるわけでもない。
「んで?この前の戦闘での怪我は回復したのか?」
「あんなもんとっくに治ってるっての!ちょーっと股間がズキズキ痛かったもんだから聖女サマ使わせてもらっただけだ」
「それはもはやただの性欲処理だね」
“星の君”が冷静に指摘する。
「まあいい。下品なまぐわいを見てたら俺も下半身がだるくなってきた。聖女、使うぞ」
“蛇の眼”がソファに乗り上げる。「ごゆっくりー」と手を振る勇者に、“星の君”が近付く。
「それで?村長はなんだって?」
「ん。正式に魔物退治の依頼をしたいってよ」
「じゃあ戦闘になるのかー。僕も蛇の後に聖女サマ貸してもらおっと」
「おうおう、好きにしろ好きにしろ」
そんな話をしている中で、“蛇の眼”に貫かれ、激しく揺さぶられている聖女の嬌声は鳴り響いている。
「ああ……!あんあんあん!あっ、もう休ませてくださいませ……!」
「こんなに吸い付いてきておいてよく言うな……!」
「ああああ!そ、そこはだめぇええ……ひゃああああ……!」
聖女の長い夜が始まろうとしていた。
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